美容院でお気に入りのヘアカラーに仕上がったのに、1週間もしないうちに色味が変わってしまう・・ということって結構ありますよね?
美容院ではマメなトリートメントや染め直しを勧められることもありますが、毎日のシャンプーでヘアカラーの色をけっこう長持ちさせられるんですよね。
もちろん、白髪染めも同じで、毛染めしたり白髪染めトリートメントを使っている人も、普段使っているシャンプーの洗浄力の違いで、染め持ちって全然変わってきます!
そこで、カラーの色を長持ちさせるシャンプーの選び方やおすすめのシャンプーについてや、実際にシャンプー効果でヘアカラーを長持ちさせている人の口コミを検証していきたいと思います。
参考にしてくださいね。
好きなとこだけ読んでね
ズバリ!ヘアカラーの色落ちが早いのはシャンプー選びのせい?
ヘアカラーを長持ちさせるシャンプーは「洗浄力がマイルド」「保湿・補修効果が高い」シャンプーを選ぶのがおすすめです!
逆に言うと、洗浄力が強すぎて必要な潤いや皮脂まで奪ってしまうシャンプーは注意が必要だということ。
「洗い上りはしっとりしているし、たぶん大丈夫」と思っていても、実は洗浄力の強さをシリコンで補っているだけの商品を使っているかもしれません。
注意したいシャンプーの傾向についても探っていきましょう。
洗浄力が強いシャンプーとは?
強い洗浄成分は必要以上に皮脂や潤いを洗い流してしまうので、一緒にシリコン成分を配合しないと洗いあがりの髪の毛はキシキシになってしまいます。
洗うたびに乾燥→皮膜でごまかす工程を繰り返しているので、髪の毛内部はどんどんスカスカになってしまいます。
当然、ヘアカラーの退色も早くなってしまうし、日常生活の中でも髪の潤いが逃げやすくなってしまいます。
そうなってしまうと保湿効果の高いトリートメントで強力に補修しないとどんどんカラーが退色してしまいます。
成分で見分ける洗浄力の強さ
次にあげる成分がシャンプーの成分一覧表に書いてあるかチェックしてみましょう。
- 退色しやすい注意したい成分は?
- ラウリル硫酸ナトリウム
- ラウレス硫酸ナトリウム
- ラウレス塩酸アンモニウム
- ラウリル硫酸塩
以上の成分は石油由来の洗浄力が強い成分です。
少量で泡立ち、スッキリ洗いあがるのでスーパーやドラッグストアで1ボトル500円前後で購入できるシャンプーによく配合されています。
「植物由来の補修成分」「ノンシリコン処方」と髪の毛に良さそうなキャッチコピーが記載されていても、成分表示のはじめの方に上記成分が記載されていたら注意です。ヘアカラーを長持ちさせることができないシャンプーの可能性があります。
ヘアカラーを長持ちさせるシャンプーの成分一覧表
ヘアカラーを長持ちさせたり、髪の毛の潤いを保ってくれる洗浄剤として近年注目されているのが「アミノ酸系」洗浄剤です。
髪の毛のタンパク質と近い成分で構成されているので、皮脂を取りすぎず髪の毛の乾燥を防いでくれます。
シャンプーボトルの裏面にある成分を次の一覧表をチェックして、自分が使っているシャンプーはどんな成分が入っているのか見極めてくださいね。
アミノ酸系の洗浄剤一覧表
ヘアカラーを長持ちさせてくれる、アミノ酸系の洗浄剤は以下の一覧表を確認してください。
グループ | 成分名 | 泡立ち | しっとり感 |
グルタミン酸系 | ココイルグルタミン酸Na、ココイルグルタミン酸k、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルグルタミン酸Na、ラウロイルグルタミン酸Na、ラウロイルグルタミン酸k、ラウロイルグルタミン酸TEA、ミリストイルグルタミン酸Na、ステアロイルグルタミン酸Na | △ | ◎ |
アラニン系 | ココイルメチルアラニンNa、ラウロイルメチルアラニンNa、ラウロイルメチルアラニンTEA、ココイルアラニンTEA、ミリストイルメチルアラニンNa | ○ | ○ |
グリシン系 | ココイルグリシンNa、ココイルグリシンK、ココイルグリシンTEA | ◎ | △ |
タウリン系 | ココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルタウリンNa、ココイルメチルタウリンタウリンNa、ミリストイルメチルタウリンNa、ステアロイルメチルタウリンNa | ○ | ○ |
サルコシン系 | ココイルサルコシンNa、ココイルサルコシンK、ココイルサルコシンTEA、ラウロイルサルコシンNa、ラウロイルサルコシンK、ラウロイルサルコシンTEA、ミリストイルサルコシンNa | ◎ | △ |
アスパラギン酸系 | ラウロイルアスパラギン酸Na | ○ | ○ |
シャンプーの裏面によくある成分表示をよく確認してみましょう。
成分表はふつう、成分が多い順に記載されます。
上記の一覧表にある成分が配合されていても、成分表示の上の方に高級アルコール系の洗浄剤が表示されていると洗浄力が強いということになってしまいます。つまり、高級アルコール系成分が入ってしまっては、同じアミノ酸系シャンプーでもカラーの色落ちがしにくいシャンプーとはいえません。
市販のシャンプーでは良い成分が入っていながらも、良くない成分もたくさん混ざってしまい、本当に使って良いシャンプーなのかがわかりずらくなっています。まずは、洗浄力の強い高級アルコール系の成分が入っているかどうか?を先にチェックして判断しましょう。
潤いを与えてくれる保湿成分
髪を洗いながらも保湿・潤いを与えてくれ、ダメージ補修までしてくれるシャンプーもあります。
もちろんそのおかげでヘアカラーが長持ちしたり、染め持ちが伸びる傾向になるので、アミノ酸系洗浄剤のほかに保湿成分がプラスされている製品を使えれば、さらに安心です。ミネコラシャンプーや利尻カラーシャンプーにもたっぷり入っていますね!
おすすめの保湿成分は以下の通りです。
効果 | 成分名 |
髪の毛に水分を補給する 髪の毛を補修する |
加水分解ケラチン・加水分解コラーゲン・加水分解シルク・加水分解エンドウタンパク・ジラウロイルグルタミン酸リシンNa・乳酸Na・ラウロイルシルクアミノ酸Na・アルギニン・グルタミン酸 |
髪の毛の乾燥を予防する油性成分 | グリセリン・オレアミドオクタデカンジオール・グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド・セテアリルアルコール・トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル・ヒドロキシプロピルグアーガム・ラウリン酸ポリグリセリルー10 |
天然由来の保湿成分 | アルゲエキス・アロエベラ葉エキス・オレンジ果皮油・カミツレ花エキス・ダイズ油・ハス花エキス・ヒマワリ種子油・ヤシ油 |
注意したいのがシリコンのような髪の毛表面に膜を張る成分です。手触りが良くなったように感じるだけで髪の毛内部は保湿されていません。
高級アルコール系洗浄剤との組み合わせは髪の毛の乾燥をどんどん進めてしまいます。高級アルコール系シャンプーは理由があるとき以外は使わないほうが無難です。
ヘアカラーが長持ちできるおすすめのシャンプー
洗浄力がマイルドでカラーの色を長持ちさせられ、いろんな相乗効果があるシャンプーを紹介します!
手軽に購入ができるので、是非試してみて、自分の髪に合ったものを選んで活用するといいですよ。
利尻カラーシャンプー
- 商品名:利尻カラーシャンプー
- 通常価格:3,500円/400ml
- 購入方法:公式サイト、amazon、楽天ほか
シャンプーしながらお風呂で染め落ちをカバーできるカラーシャンプーなので、白髪染めをしている人は1本持っておくととても便利。
ヘアカラーの色が落ち始めてきたときにカラーシャンプーで髪を洗うとほんのり茶色に染まってくれるので、生え際の白髪カバーにも便利。すぐに染められないときの色補給にヘビーに使えます。
普段に毛染めに利尻ヘアカラートリートメントを使っている人なら同じ色が展開しているので、併用使いするのにもいいですね。
カラーをキープしながら汚れを落とすコミカドプロピルベタイン(ヤシの実からとった成分でラウロイルメチルアラニンNa似ている)やヒドロキシアルキル(保湿)が入っているので保湿もばっちりです。
初回
haru kurokamiスカルプシャンプー
- 商品名:haru kurokamiスカルプシャンプー
- 参考販売価格:3,600円/400ml
- 購入方法:公式サイト、楽天
洗浄剤にも保湿力が高いコカミドDEAやココイルグルタミン酸がたくさん入っていて、頭皮の血行を促し、古い角質を柔らかくする頭皮ケア成分も含まれていて、シャンプーでエイジングヘアができます。

定期コースは初回2880円(税別)で送料無料で買えるのでお得!
HANAオーガニック
- 商品名:HANAオーガニック リセットシャンプー
- 参考販売価格:3,145円(税別・送料600円)/280ml
- 購入方法:公式サイト、楽天
2018年10月に大幅リニューアルして、発売されたばかりのHANAオーガニック リセットシャンプー。
和漢成分や精油が数多く配合されていて、ヘアカラー直後の頭皮の炎症や年齢による頭皮のゆらぎをケアするのに最適なシャンプーです。
洗浄剤はコカミドプロプルベタイン、ココイルグルタミン酸2Naの2種類、どちらも洗浄力よりも保湿力が重視されている洗浄成分です。泡立ちが少ない分、しっとり感が抜群のシャンプーです。

サントリーウエルネス
- 商品名:エンハーブ リバイタライズ シャンプー
- 参考販売価格:2,000円/250ml
- 購入方法:公式サイト、楽天、Amazon、ドラッグストア
年齢を重ねた髪の毛向けに、配合されている育毛成分の種類が多いシャンプーです。
ブナの芽や早摘みオレンジエキスといった髪艶やハリ・コシが期待できる成分や、セージ・ローズマリーといった頭皮をキュッと引き締めてくれるハーブ成分がたっぷりのボタニカルシャンプーです。
補修・保湿成分はやや少なめですが、その分アミノ酸系のマイルドな洗浄成分で潤いを守ります。コカミドプロピルべタイン、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドDEA、ココイルグルタミン酸TEAと「アラニン系」「グルタミン酸系」洗浄剤を複数組み合わせているので、泡立ちが少ないというストレスもありません。
スロウシャンプー
- 商品名:スロウ シャンプー モイスト/エアリー
- 参考販売価格:300ml/ 2,800円
- 購入方法:公式サイト、楽天、Amazon、美容院
サロンで使っているヘアカラー剤と同じブランドで人気のスロウから、ヘアカラーを長持ちさせるシャンプーが発売されています。
カラフルなカラーバリエーションがあり、ハイブリーチした髪に使いやすい色付きシャンプーとして応用できます。
洗浄成分はココイルグルタミン酸TEAの1種類で、しっとりとした洗いあがりが期待できます。
スロウシャンプーの目玉成分が、退色予防成分である「ポリクオクタニウム-10」です。
洗浄成分のマイナスイオンに対してポリクオクタニウム-10のプラスイオンが反応し、髪の毛表面にプロテクトフィルムを作ってくれます。このプロテクトフィルムがヘアカラーを長持ちさせてくれるんですね。
スロウシャンプーモイスト/エアリーはブリーチなどハイダメージの人に人気で、アッシュなど色味が変わりやすい人のためのカラーシャンプー「スロウ カラーシャンプー アッシュ」も発売されているので、すでに退色が始まっている人はこちらも検討するといいですよ。
COTAアイケア
コタのシャンプーは美容院でしか扱っていないので普通はサロンでしか買えませんがAmazonでも取り扱いがありました。
- 商品名:コタ アイ ケア
- 参考販売価格:2,500円/300ml
- 購入方法:公式サイト、Amazon、楽天、サロン
洗い上りのしっとりさから「1・3・5・7・9」の5種類があるコタ アイケアシャンプーで、だいたいは美容院で販売しています。
どんな髪質の人にも合い、特に、ヘアカラーの色モチや染め持ちにも定評があるのは5のジャスミンと7のフルーティローズです。
洗浄成分は泡立ちと保湿力のバランスの良いラウロイルメチルアラニンTEAと、保湿力抜群のココイルグルタミン酸Naが配合されています。
成分は市販のシャンプーに比べて少な目で、洗浄成分の品質に重きを置いているのが分かります。コンディショナーやリンスが要らないほどしっとり洗いあがるので、もちろんシリコン成分も配合されていません。
ヘアカラーが長持ちするかどうか口コミを検証
それでは、ヘアカラーを長持ちさせるおすすめのシャンプーを使用している人の口コミを確認していきましょう。
紹介したシャンプーは洗浄力がマイルドなので、洗い上りのしっとりさや髪の毛のダメージがどうなったかも気になるところなので、使った後の仕上がりがどうなのかわかる評判を集めています。
まずはヘアカラーが長持ちした!という喜びの声から紹介します。
長持ちするという口コミ
カラーをしても色が入りにくく抜けやすい髪質で、普段は一週間もすると「あれ?なんか見慣れた髪色…」と残念な気持ちになることがもはや当たり前になっていました。
ですが、今回頂いたTHROWさんのシャンプー&トリートメントを使ったらいつもより色持ちがほんとに良いです!
参考:口コミ
カラー後2週間使用しました。
アッシュ系のカラーは落ちやすい、とのことですがとても良い色で残っています!
以前はカラー後専用シャンプーを使っても1週間はシャンプーを洗い流した水がカラー剤の色に染まっていました。
COTAのシャンプーを使って洗い流すと…水に色ついてない!
参考:口コミ
ツヤツヤすべすべでまとまりの良い髪の毛に仕上がるし、おまけにカラーリングのもちも大変良くなりました。
参考:口コミ
ヘアカラーを長持ちさせるシャンプーは、サロンで美容師さんに紹介されることも少なくありません。
やはり市販のシャンプーよりも効果を実感できることが多く、特にブリーチしたりカラーリングを繰り返している人はリピート率が高かったです。
退色するという口コミ
紹介した4商品で「色モチが悪い」「退色する」という口コミは見られませんでした!
それだけ保湿力が優れているということですね。ヘアカラー以外に関することで、ヘアカラーが長持ちするシャンプーの悪い口コミは次のようなものがありました。
泡立ちが悪かった。お湯で予洗いしないと泡立ちません。
参考:口コミ
髪の細い私には少し重くペタんとなってしまった
参考:口コミ
アミノ酸系の洗浄剤は高級アルコール系にくらべて泡立ちが悪く、すすいでもべたつきが残るような感覚がある傾向にあります。
皮脂量が多い人や、髪の毛にボリュームが無い人は仕上がりに不安が残る事もあるので、気になる方は注意しましょう。
ヘアカラーが長持ちするシャンプー選びで失敗しないためには
ヘアカラーが長持ちするシャンプーは、洗浄成分が高価なものがほとんどなので、市販シャンプーに比べてどうしても価格が高くなってしまいます。
せっかく買ったのに合わなかった・・・とならないためにも、様々な意見を参考にしたいですよね。
行きつけのサロンの美容師に相談する
最も確実なのがヘアカラーをしてもらった美容師さんに相談することです。
使ったカラー剤と相性の良いシャンプーや、カラー後に使用したシャンプーを教えてもらうと良いでしょう。
サロンで販売されているヘアケアグッズは少し割高な場合が多いです。一度サロンで購入して良かったと感じたら、リピートはネットで探してみるとお得に購入できたりします。
ネット販売は使った人の口コミをチェック
公式サイトやネット通販でしか購入できない商品は、なるべく口コミの多い商品を選ぶと安心ですね。
コスメ口コミサイトなど、なるべく使用者の年代や髪の毛の状態が分かるサイトでチェックしましょう。
ネット販売では多くの商品は「お試しセット」「スターターキット」など、少ない用量で販売しているので利用してみるのはおすすめ!
初回はお得に買うことができることも多いので、最初はお試しから始めてみるのも良いでしょう。
まとめ
ヘアカラーを長持ちさせるためには、普段使用しているシャンプーに気を配る事でだいぶ変わってくるので、気にしていなかった人は今からぜひ注意してみましょう。
また、すすぎの時のお湯の温度を高すぎないようにして、37-39度までのお湯を使うようにしましょう。
暑すぎてもぬるすぎてもよくないので、温度を設定して使ってくださいね。40代からは、シャンプーの見極めや頭皮チェックなどをしっかりしておかないと髪の老化から肌のシワへと移行しやすいので要注意ですよ。
また、美容院で毛染めが専門の人は、少しずつ頻度を落としていくといいですよ。
自宅でカラートリートメントを活用しましょうね!